暑い日が続きますね。
毎日がぶがぶと麦茶やアイスコーヒーを飲み、アイスで体を内側から冷やし、夕食にはきゅうりの冷たいみそ汁を飲んでも、汗がだらだらと止まりません。
そんな日が続いています。
先日、近所の奥さんから手作りの紫蘇ジュースをいただきました。
甘くてすっぱくて色が鮮やかな夏のドリンク。
去年も、一昨年も頂きました。
我が家でとれた野菜をお礼に持っていこうと思います。
紫蘇ジュースといえば、作る人によって甘味や酸味のバランスが違っていて、その時その時で美味しかったり首をかしげたりする飲み物だと思っています。
かつて、訪問入浴介護の仕事をしていたとき。
利用者さんの入浴が終わって後片付けをし、終わりの報告と挨拶をしに玄関に行くと、「暑いでしょう。飲んでいきなさい」と紫蘇ジュースを戴くことが何回かありました。(本当は利用者介護者さんから食べ物飲み物をもらうのはNGでしたが、断れずにいただくことが結構ありました)
介護者さんの「うちの紫蘇ジュースは美味しいでしょ?」と言わんばかりの表情に押されてグイっと一気に飲み干し、次の利用者宅へ向かいました。
まだ母方の祖母が元気だった頃。
夏休みに遊びに行くと「紫蘇ジュース作ったの。飲んでいって」と祖母が冷蔵庫から冷えた紫蘇ジュースを出してきて、勧められるまま飲み、その帰りに近くに住んでいる従弟の家に行くと、そこのおばあさんが「紫蘇ジュース飲んでいって。〇〇(祖母)の家のより美味しいから」と勧められました。
従弟のおばあさん(母の妹のお姑さん)は、何かと私の祖母を敵対視(ライバル視?)していて、「うちの紫蘇ジュースの方が美味しい!」と答えさせようとしていましたが、私と妹は答えるに答えられず、曖昧な笑顔を作って「美味しかったです。ごちそうさまでした」と、そそくさとその場から去っていきました。
そんなわけで、紫蘇ジュースは田舎の夏休みのイメージがあります。
紫蘇ジュースを飲むと、「夏休みだなあ…」としみじみ感じるのです。
なんとなく、イメージですが、田舎のおばあさんは自分の手作り紫蘇ジュースがいちばん美味いと思っているような気がします。
まあ、自分の好みに合わせて味を加減するでしょうから、本人からしたらいちばん美味しいのでしょうけど。
そして、元になるレシピは(祖母も従弟のおばあさんも)聞いてみると同じテレビだったか新聞だったかで紹介されたものだったりするのです。
実際、味の違いはわからなかったですし。
そして多分、来年の夏も、近所の奥さんから我が家の野菜と交換で、手作り紫蘇ジュースを頂くのでしょう。