お気楽主婦の日常

東北の田舎に住む、ごく普通のおばちゃんの日常や思い出話

じいさんが大変だ

我が家は私達夫婦と、ダンナの父親であるじいさん、2人の息子の5人家族です。

上の息子は東京でアルバイトをしながら一人暮らし。

下の息子は現在入院中ですが、近々退院の予定です。

 

2週間ほど前の夜、じいさんが台所の低い所にあるものを取ろうとしてしゃがみ、バランスを崩して転んでしまいました。

転んだ拍子に冷蔵庫の角に頭をぶつけ、擦りむいたようで傷ができていました。

(転んだ時、私は別室にいて、物音に驚いて見に行ったらじいさんがひっくり返っていました)

幸いじいさんは受け答えがはっきりしていて、めまいや吐き気などの症状がなく、一晩様子を見ることにしました。

じいさんは翌日にはしっかりと自力で歩いていたので、病院には行かず、そのまま数日様子を見ていましたが何事も起こらず安心していました。

 

昨日、じいさんが温泉に行ってひとりで楽しみたいというので時間を決めて迎えにいくことにして、お気に入りの日帰り温泉施設に連れて行きました。

 

そろそろ迎えに行く時間だと、ダンナが車で出かけて数分後、じいさんの携帯電話から電話がかかってきました。

電話に出ると、じいさんよりはるかに若い男性の声で温泉施設の従業員だと名乗ります。嫌な予感がしました。

「この電話の持ち主が、入浴中に体調を崩したので救急搬送することになりました。

救急に伝えるので名前と年齢、住所を教えてください」

じいさんのフルネームと年齢(91歳)住所のほか、ダンナが迎えに行くためそちらに車で向かっていることを伝え、通話は終わりました。

ダンナの車はスマホハンズフリー通話できるよう設定してあります。

すぐに電話をかけると、あろうことか廊下からダンナのスマホの着信音が聞こえてきました。

 

なんで、こんなときにスマホを家に忘れていくの?

 

すぐ温泉施設に電話して、ダンナが家にスマホを忘れて行ったので到着したら事情を説明してほしい旨を伝えました。

 

数分後、またじいさんの携帯から電話がかかってきました。

今度は救急隊員の方からでした。

じいさんの名前、生年月日、住所、既往歴、かかりつけ医、搬送予定の病院にかかったことがあるか…を聞かれました。

そして、状況説明がありました。

 

じいさんが入浴中に意識がなくなり溺れかけたがその際、左半身の脱力があったことと、現在は意識が回復していること。

 

ダンナとも連絡がつき、ダンナが救急車を追いかけて病院についていき病状説明を受けることになりました。

 

 

MRI検査では脳梗塞が確認できなかったとのことでしたが、半身の脱力があったので入院して様子を見ることになりました。

2週間前に転んで頭を打った影響はないとのことでした。

渡された治療計画書では、退院まで2週間はかかるようです。

そして、ここ最近のコロナやインフルエンザの感染者増加の影響で、面会はできないとのこと。

 

 

この家に嫁いで22年目。

初めて、ダンナと二人きりの日々を過ごすことになりました。

とはいえ、特に変わったことはないのですが。

 

 

そしてもうすぐ下の息子が退院してきます。

それから少しして、じいさんが退院…の予定。

それまでのつかの間、少しのんびりできるかしら…?