お気楽主婦の日常

東北の田舎に住む、ごく普通のおばちゃんの日常や思い出話

ちょっと怖い(?)話

何年か前、うちの近所で3か月の間に立て続けに3人が亡くなったことがあります。高齢の方だったり、若いけど重い病気で入院中の方だったり。

何故か1人亡くなる度に我が家に近づいて行き、最後に亡くなったのは隣の家の人でした。なんだか気味が悪いと思っていたら、うちのじいさんは「次はオレだべか…」と弱気になっていました。

ちょうどその頃、じいさんは歩いているときに石に躓いて膝の骨にヒビが入ってしまいました。

「じいさん、ばあさん(既に亡くなっている)が守ってくれたから膝のヒビで済んだんじゃない?」と、私や夫が慰めたりしました。

 

その後じいさんは膝が治ると、畑仕事をしたり自分で運転して好きな温泉に行ったりして、元気に過ごしています。

 

そして先月、ばあさんの姉が亡くなりお葬式が終わった翌日のこと。

夕食ができて、「ごはんですよー!」と声をかけてしばらくしてから、じいさんが食卓に着いて話し出しました。

 

「変な夢を見た。ばあさんや近所の〇〇さんや××さんと一緒にどこだかに行くことになって、みんなは車で行った。オレだけバイクに乗って行った。らく代がごはんだって叫んだ声に気を取られてみんなとはぐれて目が覚めた。」

 

なかなか危険な夢です。だって、ばあさんも〇〇さんも××さんも既に亡くなっていて、その日は友引だったんですから。

目が覚めなかったら、そのまま連れて行かれたんじゃないかと思うと…。

 

#高齢者 #怖い話