お気楽主婦の日常

東北の田舎に住む、ごく普通のおばちゃんの日常や思い出話

しまうまグルグル

夕方、下の息子が何故か「しまうまグルグル」を口ずさんでいました。懐かしい。

私にとってのこの曲の記憶は、高校生の頃何気なく見た「おかあさんといっしょ」で歌う林アキラおにいさん。その頃の最高機種である、エレクトーンEX-42を弾きながら「おしゃべりきかんしゃ」等を歌っている姿。「しまうまグルグル」は、アニメーションのしまうまと一緒に歌い踊っていましたが。

 

実は、このアキラおにいさんが某音楽学校の講師をしているということを進路関係誌で発見して、「高校卒業したらこの学校でアキラおにいさんにエレクトーン教えてもらいたい」などと考えていた時期がありました。後に、「そこって、エレフェス全国大会レベルの人が行くとこでしょ?」と言われ、店別予選でなんとか入賞(次には進めない)レベルの私には無理だと諦めました。

 


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そんな私が高校3年生のとき、選択授業で音楽を取っていたのですが、この授業、音大受験対策の内容になっていて、厳しくてめげそうでした。

2時間の授業内容は、初見視唱と聴音(和声、単旋律)で、教科書はあっても使いませんでした。楽典の本を買わされましたがそれは授業ではやらず各自で勉強しろと言われました。

 

初見視唱は罵倒の嵐。先生から「この音痴!」だの「お前、耳悪いな」などと罵られまくりでした。先生にしたら、どうにかして全員希望する進路に合格させたいという気持ちから厳しくしていたのでしょうけど。

 

高校卒業後、私は音楽の専門学校に通い、楽器店に就職してエレクトーンを教える仕事をしました。が、だんだん好きだった「音楽」がツラくなってきて、父が亡くなったのをきっかけに「実家で母を支える」という口実で楽器店をやめてしまいました。

 

それからも趣味でエレクトーンは続けていたのですが、子どもが生まれると鍵盤に触る時間がとれなくなり、たぶん今弾けと言われても、指が動かないと思います。

 


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何年か前、家で工事を頼んでいた会社の事務員さんが来た時、「あなた、〇〇高校の同期ですよね?」と言われ、何で知ってるのか聞いたら、私が放課後に学校のエレクトーンをガンガン弾きまくっているのを見ていたそうです。沖らく代=エレクトーンの人として、一部では有名だったらしいのですが、知りませんでした。

 

私、自分のことを地味キャラだとおもっていましたから。

 

#昔の話 #音楽 #エレクトーン