お気楽主婦の日常

東北の田舎に住む、ごく普通のおばちゃんの日常や思い出話

よみがえる青春のハーモニー

私が高校生の頃、カナダ出身のアカペラグループTHE NYLONSの「愛の階段」や「ライオンは寝ている」が好きで、来日した際のテレビ・ラジオ出演は逃さないようにチェックしていました。

その時に見た「ザッツ・ミュージック」という番組のオープニングに、日本のボーカルグループJIVEが出てきて、私はそれを見ていたはずなのですが、ぼんやりとしか覚えていませんでした。

 

私は小学生の頃からエレクトーンを習い、高校卒業後は音楽の専門学校でエレクトーンを専攻していて、ある日渋谷エピキュラスでエレクトーンプレイヤーの秋山純一さんと加曽利康之さん、そこにJIVEを加えたジョイントライブがあったので、学校の友達を誘い行ってきました。

 

ライブの少し前には、この組み合わせでのラジオ番組があり、予習もかねて聞いていました。

 

さて、ライブが始まると、秋山さん・加曽利さんの演奏は言うまでもなく素敵だったのですが、目の前で歌い喋りコント(?)もするJIVEを見て、すっかりファンになってしまいました。

 

何、この人達。歌うまい。面白い。引き込まれる。

 

後日、レコード店に行ってJIVEの商品はないかと探していたら、当時リリースされたアルバム「Cookin'」のカセット(当時持っていた音源再生機器は、AIWAウォークマンもどきだけでした)を見つけ、早速買い、何度も何度も聴きました。

 

そういえばその頃、深夜番組のネタ見せコーナーにJIVEが出演して、「面白いんだけど、歌がうますぎて笑うより感心しちゃう」みたいなことを言われていたのを思い出しました。

 

それから1年経った頃、バイト先の近くでJIVEのライブが行われることが分かり、友達を誘ってチケットをとりました。

アルバム「ONE FOR YOU」のレコ発ライブでしたが、客層が当時21歳の私より少し年上と思われるお兄さんお姉さん達で、ちょっと背伸びした気分で参加したのを覚えています。

このライブに感動した私は、何故かその感想を月刊エレクトーンにイラスト入りで投稿し、何故か掲載されました。

 

その後就職して給料でCDラジカセを買い、一度カセットで買った「ONE FOR YOU」をCDで改めて買い、その後のアルバムも買い揃え、カレーのCMにJIVEの楽曲が使用されたときは雑誌に「あのカレーのCMでかかっている曲を歌っているJIVEについて教えて」とわざと質問を投稿し、質問コーナー担当の方に「私はこの質問を待っていた!」の書き出しでJIVEについての紹介が掲載されました。

 

インターネットなどない時代、JIVEの情報を入手するためには情報誌ぐらいしかなく、また仕事の都合でライブにも行けなくなってしまいましたが、CDショップに行ったときは目を皿のようにして新譜が出ていないか探したりしていました。

そのうちに、いつのまにかメンバーの高橋誠さんが脱退し、G3FACTOR(ジーキュービックファクター)というユニットでフィニッシュコーワのCMに出ているのを発見して驚き、B-WISHというユニットに宮下さんと前田さんが参加しているのを知って早速CDを買い、ブックレットに内海さんの名前もユニットメンバーではないけれどクレジットされているのを確認してホッとしたりしていました。

 

数年後インターネットを利用するようになると、メンバーに鮎川麻弥さんが加わってオールアカペラのアルバムをリリースするのを知ってすぐにCDショップに予約しに行き、当時よく書き込んでいた掲示板や「宙」に情報を紹介したり感想を書き込んだりしていました。

 

 

 

つい最近、JIVEのリーダー宮下さんのTwitterで、ファーストアルバムの復刻版がリリースされることが発表されました。

私がまだJIVEを知る前の作品です。

当然、ネットで予約しました。

発売の6月23日が楽しみでなりません。