お気楽主婦の日常

東北の田舎に住む、ごく普通のおばちゃんの日常や思い出話

ドアをたたくのは誰?

先日、じいさんの弟が亡くなりました。

葬儀に関するあれこれに参列するために、ダンナとじいさんと市内に住む親戚が泊りがけで隣県の葬祭センターに向かいました。

 

さて、急な泊りがけの移動が決まり喪主一家に負担をかけないためにも宿を探さなければいけません。

ゴールデンウィーク直前のタイミングで望むような部屋が取れるでしょうか?

 

私はPCで、ダンナはスマホで葬祭センター近くのホテルを検索。

遠方の親戚も含めるとそこそこの人数になります。

その人数に合う分の空き室を探すのに一苦労です。

どこも「ご希望の条件に合う部屋はありませんでした」か、あっても「残り1部屋」とか、「ダブルの部屋」とか「シングルの部屋に2名お泊りいただきます」とか…

 

最悪の場合、近くにあるホテルにバラバラに泊まることも想定して探し続け、やっとのことでなんとかツインの部屋が複数残っているホテルをみつけ、宿泊予約にこぎつけました。

 

 

一通りの儀式を済ませ、故人を送り出してダンナとじいさん・そして首都圏に住むダンナの姉が我が家に帰ってきました。

 

その日の夕食は面白おかしく義姉が話してくれた、今回の葬儀の親戚たちの様子をおかずにすすみ、じいさんが満腹&眠さで離脱したあとに、義姉の怖い体験談をきいたのです。

 

 

ツインの部屋に、じいさんと義姉、隣の部屋にはじいさんの義理の弟とその娘という組み合わせで泊まりました。

夜も更けて、義姉が眠ろうとしたときのこと。

自分たちの部屋ではないどこかから、「ゴボゴボ.。o○、ゴボゴボ.。o○」という音が聞こえ、そのあとドアをトントン叩く音が聞こえたそうです。

「こんな時間に誰?」

隣の部屋にいるはずの(義姉にとっての)従姉妹なら、部屋に来る前にLINEなり何なりで連絡がくるはず…と考えて、ドアを開けなかったそうです。

まあ、悪いことを考えている人がいないとも限らないので、安全のためにもそれでいいと思います。

ドアを叩く音は遠くなったり近くなったり、同じフロアのあちこちの部屋をノックして回っているようだったそうです。

「何だろう?怖いなぁ。叔父さんが幽霊になってうちの部屋に来たのかしら?」

などと考えながら義姉はいつのまにか眠ってしまったそうです。

 

翌朝。

 

従姉妹がこんなことを話してくれたそうです。

「夜中に気が付いたらうちのおじいちゃんがいなくなっていて、慌てて部屋の中を探し回り、いないのでドアを開けたらドアの前でおじいちゃんがうずくまっていた。話を聞くとおじいちゃんはトイレと間違えて廊下に出るドアを開け、そのまま閉めてしまった(オートロック)ので中に入れず、その辺のドアをノックして回っていたそうだ」

 

おじいちゃんが部屋から閉め出されてあまり時間がたたないうちに従姉妹が発見したので、おおごとにはならずに済んだそうですが、義姉は「これがうちのじいさんだったら…」とぞっとしたそうです。

 

お化けじゃなかったのはよかったですが、90歳前後の爺さん達、ホテルの勝手がわからずに別の意味で怖い思いをしたようです。

 

じいさんには過去にこんなこと↓もあったので、叔父さんが迎えに来たのじゃなくてよかった…とホッとしたのでした。(友引じゃなかったし…大丈夫よネ)

 

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